BtoBテストマーケティングと営業代行の違い|どちらを選ぶべきか

BtoBの新規開拓を強化したいと考えたとき、「営業代行に依頼すべきか、それとも別の方法を取るべきか」と悩まれる経営者の方は少なくありません。

特に最近では「BtoBテストマーケティング」という言葉を目にする機会も増えてきました。

それに伴って、「営業代行と何が違うのか」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、いきなり営業代行に投資するのはリスクが高い、というのが私たちの考えです。

営業代行を依頼する前に、まずはテストマーケティングを行うことをおすすめしています。

今回は、BtoBテストマーケティングと営業代行の違いを整理しながら、どちらを選ぶべきかについて、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

 

営業代行は「実行」を担うサービス

営業代行とは、その名のとおり、企業の営業活動を代わりに実行してくれるサービスのことを指します。

具体的にはテレアポやメール営業、問い合わせフォーム営業、商談設定など、アポイントの獲得や商談数の増加を目的とした活動です。

つまり営業代行は、「営業活動を回すこと(実行)」に対して費用を支払うサービスだと言えます。

すでにどのターゲットに、どんな訴求で、どのオファーで売るかが明確になっている場合には、非常に有効な手段になります。

逆に言えば、これらが曖昧な状態で営業代行に依頼してしまうと、せっかくの投資が無駄になってしまいやすいのです。

 

BtoBテストマーケティングは「検証」を行うサービス

一方、BtoBテストマーケティングは、営業活動をいきなり拡大するのではなく、売れる条件を見つけるための検証を行うサービスになります。

具体的には、ターゲット(どの業界・企業に売るか)、訴求(何を伝えるか)、オファー(どう提案するか)といった要素を分解して、複数パターンでテストをしていきます。

その結果として、どの業界が最も反応するのか、どのメッセージが刺さるのか、どの提案が問い合わせにつながるのか、ということをデータで明確にしていくことができます。

 

営業代行とテストマーケティングの決定的な違い

両者の違いは、ひと言でまとめると「目的」と「費用の意味」にあります。

比較項目 営業代行 テストマーケティング
目的 アポイント・商談の獲得 売れる条件の発見
費用の意味 実行コスト 検証コスト
得られる成果 数(アポ数・商談数) 再現性(勝ちパターン)
リスク 高い(仮説がズレていると成果が出ない) 低い(小さく検証できる)

営業代行は「結果」を取りに行く手段ですが、テストマーケティングは「結果を出すための前提」を作る手段、と整理してみると分かりやすいかもしれません。

 

よくある失敗パターンと、正しい順番

実際の現場では、営業代行を導入したにもかかわらず、期待した成果が出ないケースも少なくありません。

その多くは、ターゲットが曖昧なまま依頼してしまっていたり、訴求が競合と差別化できていなかったり、オファーに魅力がなかったりと、こうした状態のままスタートしていることが原因です。

この状態だと、どれだけ営業活動を増やしても反応率は上がりません。つまり、ズレた仮説のまま実行に移してしまっていることが、本質的な問題だと言えます。

営業投資を成功させるためには、順番がとても重要です。多くの企業では、まず営業代行に依頼する、成果が出ない、改善を繰り返す、といった流れをたどりがちですが、本来はその逆の順番になります。

まずテストマーケティングで検証をして、勝ちパターンを見つけてから営業投資を拡大していく。

この順番を踏むだけで、無駄な営業コストを削減しながら、成果の再現性を高めていくことができます。

 

どちらを選ぶべきか、その判断基準

では実際に、どちらを選べばよいのでしょうか。判断のポイントは比較的シンプルです。

新規開拓がうまくいっていなかったり、ターゲットや訴求にまだ確信が持てなかったり、営業に再現性がなかったり。

こうした状態であれば、まだ「正解」が分かっていないフェーズですので、テストマーケティングが向いています。

一方で、反応のよいターゲットが明確で、成果の出る訴求も確立されていて、すでに一定の受注実績もある。

そういう状態であれば、すでに「勝ちパターン」がある段階ですので、営業代行への投資が有効に働きます。

 

いきなり営業代行はリスクが高い

営業代行とBtoBテストマーケティングは、似ているようで役割がまったく異なるサービスです。

営業代行は「実行」、テストマーケティングは「検証」。

検証をせずに実行に進んでしまうと、成果が出ないリスクが大きく高まってしまうのです。

だからこそ、まずは小さくテストをして、当たりを見つけてから投資する、という進め方が、もっとも合理的な営業戦略になると考えています。

もし現在、「営業代行を検討しているけれど少し不安がある」「新規開拓の成果が安定しない」「何が原因でうまくいっていないのか分からない」といった状況であれば、一度テスト設計から見直してみるのも一つの方法かもしれません。

セールスプロセス株式会社では、ターゲット・訴求・オファーの設計について無料でご提案させていただいております。

営業投資の前に「本当に売れる条件」を明確にしたい方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

投稿者プロフィール

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梶田洋平
セールスプロセス株式会社代表取締役
新卒でみずほインベスターズ証券株式会社(現みずほ証券)に入社。
個人・法人営業に従事し、社長賞を獲得。
退社後、企業専門の出版社を設立して代表取締役に就任。
本をはじめとした出版物でB2B×無形商材を扱う企業の売上アップを支援する、コンサルティング型出版サービスで組織を拡大。
その後、培ってきた営業ノウハウと効果的な営業ツール製作の実績を活かして、『売れる仕組み』の構築を支援するセールスプロセス株式会社を創業。
1985年3月27日生まれ。愛知県名古屋市出身。趣味は野球観戦。