BtoBマーケティングとテストマーケティングの違いとは?

BtoBマーケティングに取り組んでいるものの、「思うように成果が出ない」と感じている企業は少なくありません。

「広告を出しているのに問い合わせが増えない」
「コンテンツを発信しているのに商談につながらない」
「展示会に出ても受注に結びつかない」

このような課題の本質は、施策の良し悪しではありません。
本質は、“売れる条件を検証していないこと”にあります。

この記事では、BtoBマーケティングとテストマーケティングの違いを明確にし、なぜテストマーケティングが必要なのかを解説します。

 

BtoBマーケティングとは

まず、BtoBマーケティングとは何かを整理しておきましょう。
BtoBマーケティングとは、企業を対象に商品やサービスを販売するための一連の活動です。
主に以下のような手法が含まれます。

・コンテンツマーケティング(ブログ・ホワイトペーパー)
・SEO対策
・Web広告(リスティング・SNS広告)
・展示会、セミナー
・メールマーケティング
これらの施策の目的は、見込み顧客の獲得(リード獲得)と育成です。
しかし、多くの企業が見落としているポイントがあります。

それは、「そもそも誰に、何を、どう売ると反応が出るのか」が明確になっていないまま施策を実行していることです。
言い方を変えると、BtoBマーケティングは“仮説ベースで進みやすい”という特徴があります。

 

テストマーケティングとは

一方で、テストマーケティングとは何かについても見ていきましょう。
テストマーケティングとは、「売れる条件を見つけるために、実際の営業活動を通じて検証を行うこと」を指します。
ポイントは3つです。
①仮説ではなく「実データ」を使う
②小さく試して、早く改善する
③失敗を前提に最適解を探す

これらは一見すると当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、BtoBでの営業活動開始前に実施するかどうかが特に重要だと考えています。

なぜなら、
・単価が高い
・意思決定が複雑
・ターゲットが限定的
といった特徴があるためで、一度の小さなズレが大きな損失につながる可能性があります。

テストマーケティングは、そのリスクを最小化しながら、最適な営業戦略を見つける手法なのです。

参考:BtoBテストマーケティングとは?成果が出る企業が必ずやっている「3つの検証」

 

【比較】BtoBマーケティングとテストマーケティングの違い

ここで両者の違いを整理します。

項目 BtoBマーケティング テストマーケティング
目的 リード獲得 売れる条件の発見
思考 仮説ベース 検証ベース
改善方法 経験・感覚 データ
スピード 中長期 短期
失敗の扱い 避ける 前提とする
施策例 SEO・広告・展示会 ABテスト・業界テスト

 

BtoBマーケティングとテストマーケティングの2つにおいて、重要なのはどちらが優れているかではなく、順番です。

テストマーケティングで「売れる条件」を見つけてから、BtoBマーケティングで拡大する。
この順番を間違えると、「間違った方向に全力投資する」ことになってしまいます。

 

BtoBマーケティングがうまくいかない3つの理由

なぜ多くの企業が成果を出せないのでしょうか。
原因はシンプルかもしれません。

①業界がズレている
そもそもニーズがない市場にアプローチしている。

②訴求がズレている
強みが伝わらず、刺さっていない。

③オファーが弱い
行動につながる提案になっていない。

これらはすべて、「検証していない」ことが原因です。

 

テストマーケティングで成果が出る理由

テストマーケティングでは、この3つをすべて検証できます。

①業界テスト
どの業界が最も反応するかを検証

②訴求テスト(ABテスト)
複数のメッセージを比較し、反応率を改善

③オファーテスト
アポ率・商談率が上がる提案を見つける

つまり、「売れる構造」を作ることができます。

 

実際の成功パターン

実際のBtoBテストマーケティングでは、以下のような変化が起きます。
・業界Aでは反応ゼロ→業界Bで反応多数
・訴求変更で返信率が2倍以上に改善
・エンドユーザー開拓→代理店開拓に切り替えて成功

ここで重要なのは、最初から正解を当てているわけではないという点です。
テストを繰り返すことで、正解に近づいていくのです。

最初に取り組むべきなのはテストマーケティングで、もし売れる条件が分からない状態でマーケティングに予算を割いて営業を開始しても、施策が非効率になってしまう可能性が高いのです。

あらかじめテストマーケティングで
・ターゲット
・訴求
・オファー
が明確になっていれば、マーケティングは一気に加速します。

 

BtoBテストマーケティングの進め方

BtoBテストマーケティングの流れは以下の通りとなります。

①仮説設定
※ここはBtoBマーケティングでもテストマーケティングも同様です

②小さくテスト実施

③データ分析

④改善・再テスト

⑤成功パターンの横展開

このサイクルを回していくことで、再現性のある営業戦略が構築できます。

 

まとめ:成果が出る企業は「検証」している

BtoBマーケティングとテストマーケティングの違いは、シンプルに言えば以下です。

マーケティング=広げる
テストマーケティング=見つける

多くの企業は「広げる」ことに注力していますが、本来は「見つける」が先です。

テストマーケティングを取り入れることで、営業は感覚ではなく、データで改善できるようになります。

 

BtoBテストマーケティングに興味がある方へ

もし、
・何が正解か分からない
・営業の反応が悪い
・マーケティングに手応えがない
と感じている場合は、一度テストマーケティングを検討してみてください。

小さく検証することで、大きな成果につながる可能性があります。

「うちの会社であれば何から検証すればよいのだろう」といった疑問点等ありましたらお気軽にご相談くださいませ。
お問い合わせ、心よりお待ちしております。

投稿者プロフィール

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梶田洋平
セールスプロセス株式会社代表取締役
新卒でみずほインベスターズ証券株式会社(現みずほ証券)に入社。
個人・法人営業に従事し、社長賞を獲得。
退社後、企業専門の出版社を設立して代表取締役に就任。
本をはじめとした出版物でB2B×無形商材を扱う企業の売上アップを支援する、コンサルティング型出版サービスで組織を拡大。
その後、培ってきた営業ノウハウと効果的な営業ツール製作の実績を活かして、『売れる仕組み』の構築を支援するセールスプロセス株式会社を創業。
1985年3月27日生まれ。愛知県名古屋市出身。趣味は野球観戦。