ターゲット企業リストに合わせてメール文面を最適化しよう

メール営業で成果を上げるコツは、何だと思いますか。
たくさん送ること、ではありません。

送る相手に合わせて、文面を変えることです。

以前の記事で、「1000件を100パターンで送る」という考え方をお伝えしました。
同じ文面を一斉に送るのではなく、相手ごとに少しずつ変えていく、という話でした。
今回はもう一歩進んで、ターゲットごとにどう文面を最適化していくのか、具体的に見ていきましょう。

 

なぜ、ターゲットに合わせることが大切なのか

業種が違えば、抱えている悩みも、刺さる言葉も変わります。
これは当たり前のようでいて、意外と見落とされがちです。

すべての会社に同じメールを送れば、たしかに手間はかかりません。
でも、「これは自分のことだ」と感じてもらえなければ、読んでもらえません。
逆に、相手の状況に合った一言があるだけで、反応はぐっと変わります。
だからこそ、ターゲットに合わせる手間をかける価値があるのです。

 

訴求を最適化する

まず変えていきたいのが「訴求」です。
訴求とは、相手に伝える「売りのポイント」のことです。
同じサービスでも、どこを推すかで伝わり方は大きく変わります。

ここでは、ウェブ制作会社を例に考えてみましょう。
ホームページ制作という1つのサービスでも、伝え方は何通りもあります。

 

・ワクワク感を打ち出す
1つ目は、前向きな期待感をくすぐる伝え方です。
例えば、「リニューアルで会社の雰囲気が変わります」という切り口です。

新しいホームページができると、社員のエンゲージメントが高まることがあります。
エンゲージメントとは、会社への愛着や誇りのことで、ブランディングの向上にもつながります。
こうした「変わる楽しみ」を伝えると、前向きな相手の心に響きやすくなります。

 

・売上アップを打ち出す
2つ目は、売上に直結することを伝える切り口です。
経営者にとって、いちばん気になるポイントかもしれません。

スマホで見やすく整えたり、SEO対策を加えたりします。
SEO対策とは、検索で見つけてもらいやすくする工夫のことです。
こうした要素を足すことで、ホームページが売上アップにつながると伝えます。
「作って終わり」ではなく「売れる仕組みになる」と分かれば、相手は前のめりになります。

 

・コスト削減を打ち出す
3つ目は、お金が浮くことを伝える切り口です。
守りを大事にする経営者には、こちらが刺さります。

古い仕組みのままだと、保守管理に費用がかかり続けることがあります。
新しくすることで、その維持費を抑えられるかもしれません。
「増やす」より「減らす」に関心がある相手には、削減のメッセージが効きやすいのです。

同じウェブ制作でも、このように打ち出し方は変えられます。相手がどのタイプかを想像して、訴求を選んでみてください。

 

オファーも相手に合わせて変えてみる

訴求とあわせて見直したいのが「オファー」です。
オファーとは、相手にとってのお得な提案のことです。

よくあるのが、「一度ご相談ください」というメッセージです。
でも、これはあまり反応を得られないことが少なくありません。
相手からすると、相談すること自体が少しハードルの高い行動だからです。

そこで、もっと気軽に受け取れる提案を用意します。
例えば、SEOの状態を無料でチェックする「無料診断」です。
あるいは、同じ業種の成功事例を紹介するのもよいでしょう。

5万円未満で試せるような、小さなサービスを入り口にするのも手です。
これをフロントエンドと呼び、まずは小さく取引してもらい、信頼を得てから次につなげる考え方です。
デザインの一部を無料でつくって渡す、という方法もあります。

どのオファーが刺さるかは、相手によって変わります。
ターゲット企業ごとに、いろいろなオファーを試してみてください。
反応の良かったものが見つかれば、それを別の企業にも応用できます。

 

AIに頼りすぎないように注意

最近は、AIを使ってメールをパーソナライズする動きが広がっています。
パーソナライズとは、相手に合わせて文面を変えることです。

便利な手段ではありますが、でも、やりすぎには注意が必要です。
「これはAIが作った文章だな」と気づかれてしまうと、かえって逆効果になることが少なくありません。

機械的に量産された感じが伝わると、せっかくの一通も読み飛ばされてしまいます。
AIはあくまで下書きや時短の道具と考えましょう。最後はひと手間、人の目で整えるのがおすすめです。

 

最適化のときに気をつけたい3つのこと

最後に、文面をつくるときの注意点を3つお伝えします。

1つ目は、長くしすぎないことです。
情報を詰め込みすぎると、読む前に閉じられてしまいます。

2つ目は、メールですべてを説明しすぎないことです。
細かい話は商談の場に取っておき、メールでは興味を引くことに集中します。

3つ目は、とにかく「読んでもらうこと」を意識することです。
どんなに良い内容でも、読まれなければ意味がありません。

 

ターゲットごとに訴求とオファーを変え、AIに頼りすぎず、読みやすさを大事にする。
地道ですが、これがメールでアポを取るための近道です。

文面の最適化でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
御社の商材に合った進め方を、一緒に考えさせていただきます。

投稿者プロフィール

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梶田洋平
セールスプロセス株式会社代表取締役
新卒でみずほインベスターズ証券株式会社(現みずほ証券)に入社。
個人・法人営業に従事し、社長賞を獲得。
退社後、企業専門の出版社を設立して代表取締役に就任。
本をはじめとした出版物でB2B×無形商材を扱う企業の売上アップを支援する、コンサルティング型出版サービスで組織を拡大。
その後、培ってきた営業ノウハウと効果的な営業ツール製作の実績を活かして、『売れる仕組み』の構築を支援するセールスプロセス株式会社を創業。
1985年3月27日生まれ。愛知県名古屋市出身。趣味は野球観戦。